「あたしおかあさんだから」について。男目線なのか、女目線の歌詞なのか

エッセイ

表現の自由はどこへ行った

ともり ひろき(@HirokiTomori)です。

絵本作家の「のぶみ」さんって知ってるでしょうか?

このかた。

「ママがおばけになっちゃった」とか有名ですよね。すみません、僕は読んだことはないんですが,,,。

ニュースでも話題になってるので、ご存知かと思いますが、

彼の書いた「あたしおかあさんだから」という歌詞が問題になっています。

いや、問題になっているというか、なんというか。とにかく叩かれてます。

歌詞はこんな感じ。

一人暮らししてたの おかあさんになるまえ

ヒールはいて ネイルして

立派に働けるって 強がってた

今は爪きるわ 子供と遊ぶため

走れる服着るの パートいくから

あたし おかあさんだから

あたし おかあさんだから

眠いまま朝5時に起きるの

あたし おかあさんだから

大好きなおかずあげるの

あたし おかあさんだから

新幹線の名前覚えるの

あたし おかあさんだから

あたしよりあなたの事ばかり

なんというか、「我慢する女性像、母親像」みたいな内容なんですよね。

まあ怒ってる人の気持ちもわからんでもない。

「てめえやってみろよ、こういうイメージを押し付けられて大変なんだよこっちは」的な感じかと。

「イクメン」(死語か)がどうこうのの今の世の中で「孤独で一人に頑張ってる母親像」を高らかに歌われては「イラッ」とする人もいるんでしょう。

さっきググったら大物もコメントしてました。

 

き、厳しいなおい,,,。歌詞一つでここまで叩かれることってあるんだな。

ただ、この問題。

「教育」の範疇でもあるし、「アート」の範疇でもある。アート作品に対して倫理的な問題とかをぶつけるのって危険なんだよなあ。

そもそもアーティストって、社会で受け入れられるストレートな人たちじゃないから、アートをやるようになるわけで。それが原動力になると言いますか。だから、僕としては「嫌なら聴かなきゃいいでしょう」のスタンス。

のぶみさんも批判を思い切り間に受けてしまっていて、

丁寧に謝罪までしてしまっている。こういうの、謝罪するともっと炎上が広がる気がするんだけどなあ,,,。表現の自由はどこへ行った。



妻の反応

ちなみに、この問題、妻にも話してみました。

ともり「のぶみさんって知ってる?」

「あ、あの絵本の人?」

ともり「そうそう。歌詞が問題になっててね。でも僕はね、これはアートの世界だから、そう責められないと思うんだ」

「ふうーん、そうかもね。表現の自由があるもんね。どんな人なの?」

ともり「こんな人だよ。(スマホで写真を見せる)」

「,,,!? 男なの!?のぶみっていうから女かと思った!男でこんな歌詞書くなんてあり得ない!」

,,,とのこと。お怒りになってました。男が書くか女が書くかで全然印象が違うようです。難しいな、と思いつつ,,,のぶみ氏の人格攻撃までしてる層がいることを思うと、もしかしたらこの辺がヒントかも。

同属の人間がその苦労を書いたのかどうか、では確かに印象が違いますよね。

白人に「イエローモンキー」と言われるのと、日本人同士で「俺ら短足だからなwww」とからかい合うのは、全然違う。前者はやっぱりイラっとしてしまう自分がいる。後者はまあなんだか許せてしまうし、どこか愛がある。

とは言いつつも、「表現の自由」はあるわけであって。いやーーなかなか難しいなこの問題。